LOVE♥ハンター ~愛すれば愛するほど
そんなわたしの願いは、
叶う訳もなくて。
都合がいい時だけ神頼みする
なって!!!神様が怒っちゃっ
たのかわたしの目の前でなぜか
べったり寄り添う2人。
「受験勉強の参考書で
わからないところがあって。
衛さん頭いいんですよね。
教えてもらえますか?」
難しそうな参考書片手に
衛に言いよって来た。
「弥生ちゃん、わたしが・・・。」
「ありがとう。でもたぶん
咲良ちゃんにはムリだと思うから。」
あっけなく拒否られた。
「プッ。」
衛が吹き出した。
酷すぎる。
衛のバカ!!
そう思ってると。
「いいよ。どこがわからない?」
「ここなんです。」
さっさとふたりで、弥生ちゃんが
使ってる客間に消えていった。