LOVE♥ハンター ~愛すれば愛するほど
「咲良、ゆっくり考えて
くれていいよ。」
俺は咲良に笑いかける。
心の中では予定外の
この状況に焦りを感じているのに。
「ちがうんです。 こんなこと
初めてだから・・・。」
「咲良?」
「どう対応していいのかいっぱい
いっぱいになっちゃって。
その・・・おねがいします!!」
突然咲良が勢いよく頭を下げた。
「プッ。」
咲良の行動には俺が振り回されてしまう。
ついつい吹き出した。
「また笑った!!先輩ひどいです。」
「ごめん。 ごめん。」
「もう知りません。」
いじけてみせる咲良。
「許してよ。 咲良。」
俺は咲良の手を引き寄せ強く
抱きしめた。