ジャクソンとマイケル
「いやー、ほらサクラって結構乱暴というかなんというか……」

「もしかして、妬いてるのかワン?」

「は?」

「サクランが、ボクチンにばっかり構うもんだから妬いているんだワン! そんなこと言ったってボクチンが諦めるわけないワン」

 頭が痛くなってきた。これは、サクラから直接マイケルにはっきり言ってもらわなくてはわからないかもしれない。

とはいえ、サクラと会えるのはユータがつれてきたときだけだしな……。いや、待てよ。

「なあ、マイケル」

「なんだワン?」

「お前、サクラの匂いを辿ることできるか?」

「サクランの? それは、出来ると思うワン。昨日のサクランの匂いがまだボクチンに染み付いているワン」

 そう言いながらマイケルの顔が締りなく緩むのがわかった。まあ、そんなことは今はどうでもいいことで……。それよりも、その匂いが消える前に事を起こさなくてはいけないな。

「なあ、マイケル」

「なんだワン?」

「これから、ちょっとサクラのところに行ってみないか?」

「サクランのところに?」

「そうだ。何もユータがサクラを連れて来るのを待っていることはない。どうだ? ユータを出し抜いてサクラにアピールするチャンスだぞ」

「行くワン!」
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