☆オカマに恋した☆
さっきから、視線を感じる…。
すれ違う人達が、必ず愛の顔を見つめたまま、一瞬固まった表情になり、通り過ぎていく。
「何か、本当今日は特に視線感じるわぁ」
愛は前髪を斜めにかき分けながら言った。
「そう言われると…」
「何なのかねぇー
見せモンじゃないっつーの!!」
愛はちょっとイライラした様子で、大きめの声で言った。
「学校だと、ある程度知られてるからまだまし。
『キモッ!』とは、知らない奴にすれ違う時とか、良く言われるけど。
もう、慣れたかな。
こうやって、外出すると、学校の倍くらいの視線は感じる…。
よく、カトゥは一緒にいてくれるな、って思う。
嫌な顔一つしないで、全く気にしてない態度でいてくれるのよね」
愛は、イライラしつつも、カトゥの話をする時は穏やかな表情だった。