愛したのはプレイボーイ
「あのー、どっちが逢坂さん?」
長身の黒髪でめがねの人がやってきた
「あ、私です」
そういえば詠歌、極度の人見知りだった
大丈夫かなー
「じゃあ、いこうか」
「あ、でも」
あたしのほうをみて詠歌が踏みとどまる
「あ、大丈夫だよ」
邪魔しちゃ悪いし…
「あー和都ならもうすぐくるよ、寝癖が何とかとか言ってたから」
「そーですか、ありがとう」
優しいんだなこの人
この人なら詠歌を任せられる!
「じゃあ、海ちゃん…」
「え!あーうん!」
さっき泣いてたから詠歌はかなり気にしてたけど
そのまま送り出した