愛したのはプレイボーイ





「あのー、どっちが逢坂さん?」



長身の黒髪でめがねの人がやってきた




「あ、私です」




そういえば詠歌、極度の人見知りだった


大丈夫かなー




「じゃあ、いこうか」



「あ、でも」



あたしのほうをみて詠歌が踏みとどまる





「あ、大丈夫だよ」



邪魔しちゃ悪いし…






「あー和都ならもうすぐくるよ、寝癖が何とかとか言ってたから」



「そーですか、ありがとう」





優しいんだなこの人


この人なら詠歌を任せられる!





「じゃあ、海ちゃん…」



「え!あーうん!」





さっき泣いてたから詠歌はかなり気にしてたけど




そのまま送り出した
















< 119 / 333 >

この作品をシェア

pagetop