愛したのはプレイボーイ









俺はなるべく早足で音を立てないように靴箱にいった






「俺って、超ヘタレ…」





自分がここまでダサい奴だとは思ってなかった







告白もできないまま史上最悪な天敵の坂妻に




海を奪われるなんて惨めだ…





やりきれない思いが俺を襲う







ガンッーー!!








靴箱のロッカーを意味もなく殴った




無残な音が木霊する







< 261 / 333 >

この作品をシェア

pagetop