ギャル姉のヤンキーな弟



香織がけらけらと笑い始めるのを
あたしが冷ややかな目で見据えていると
不意にガターンと大きな音がした



「何!?」



香織とあたしは直ぐに音のした方へ身体を向けると
そこには教壇に八つ当たりするみっちーの姿が



『あら、来た感じ??』

「キタカンジ。」



みっちーは、顔を顰めて一人で何やら呟いている


これは噂のあれだった



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