キミ色ヘブン
『付き合って下さい』と言ってきたのは中山君なのに。
中山君が私に惚れている、という設定のハズなのに。
そういうシナリオなのに。
いつも通りの昼休み、単語帳を片手にした恵美に『今日も一緒に帰らないの?』と聞かれ、ギクリとする。
「う?うん」
恵美が『あんた達って本当に付き合ってるの?心配になっちゃう』と私を覗き込む。
あいまいに笑い返すしか出来なかった。
だって私にも分からないんだもん。
っていうか実はあの美術室での一件以来中山君とまともに話していない。
いわば放置プレイだ。
私だって実は『どうなっているのだろう?』と感じたりしてる。
でも皆よりちょっと大人っぽくて大学生の彼がいる恵美にこれ以上『お子ちゃま』だと思われたくなかった。
そんな事は言えなかった。
「あ、でもゴールデンウィークはどっか行くんでしょ?誘われた?」
食い下がる恵美に
「恵美こそ、イケメン大学生の彼とどっか行くの?」
と話をはぐらかした。
中山君が私に惚れている、という設定のハズなのに。
そういうシナリオなのに。
いつも通りの昼休み、単語帳を片手にした恵美に『今日も一緒に帰らないの?』と聞かれ、ギクリとする。
「う?うん」
恵美が『あんた達って本当に付き合ってるの?心配になっちゃう』と私を覗き込む。
あいまいに笑い返すしか出来なかった。
だって私にも分からないんだもん。
っていうか実はあの美術室での一件以来中山君とまともに話していない。
いわば放置プレイだ。
私だって実は『どうなっているのだろう?』と感じたりしてる。
でも皆よりちょっと大人っぽくて大学生の彼がいる恵美にこれ以上『お子ちゃま』だと思われたくなかった。
そんな事は言えなかった。
「あ、でもゴールデンウィークはどっか行くんでしょ?誘われた?」
食い下がる恵美に
「恵美こそ、イケメン大学生の彼とどっか行くの?」
と話をはぐらかした。