恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜



「まおも、ぱぱすき〜♪」



そっか…
そうだよね。



かーくんは私から見てもすごくいいパパだし、茉央もそう思ってるはず。



「茉央…パパ喜ぶよ〜?今日帰って来たら、言ってあげよっか?」



「うん!!」



さっき送り出したばっかりなのに、もう帰って来た時の話をしてる私たち…



ま、好きだからいいや♪






「茉央、何してるの?」



その後─



朝ご飯の後片付けや洗濯を終え、机の上で何かをしている茉央が目に入った。



「ぱぱ〜!」



私の方を振り向いた茉央は、輝くような笑顔。



手元を見ると、クレヨンを握り、紙に何かを描いていた。



あ…
かーくんの似顔絵か。








< 174 / 202 >

この作品をシェア

pagetop