恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
不思議 side kazuma
「なぁ、茉央。」
「な〜に〜?」
「ママのお腹にはさ、今…誰がいるかパパに教えて?」
晩飯の後。
希が言ってたことが気になり、俺は茉央に直接聞くことにした。
ちなみに、希は今お風呂に入っていてここにはいない。
「ん〜?ゆ〜ちゃん!」
俺の質問に、茉央は『当たり前だろ』とでも言うような表情で答えた。
ゆ〜ちゃん…ね。
俺の娘…なのかな?
「そっか…じゃあ、茉央はゆ〜ちゃんに会ったことあるの?」
「ありゅ〜!」
核心に迫った俺に、茉央は衝撃の答えを告げた。
やっぱり…
あるのか、こういうの。
あの番組、まんざら嘘じゃなかったって訳だ…