恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
「希もされたいの?」
またからかってみた。
好きだから…
意地悪したくなる。
「………」
「してやろっか?」
さすがにもう、茉央は完全に寝ちゃってぐずらないだろうし…
そう思った俺は、無言の希を1人置いて、一旦寝室に行き、茉央をベッドにそっと降ろした。
ほら、大丈夫…!
「おいで……希。」
寝室からソファーに座っている希の横に戻り、優しく言ってみた。
すると少しの沈黙の後、希は遠慮がちに寄って来て、俺の胸に顔を埋めた。
「…今日は逆?希が俺を独り占めすんの?」
「かーくんの…バカ。」
「うん…俺はバカだよ。いっつもお前しか見えてない…一直線バカ。」
俺の言葉に、希は埋めてた顔をすぐに上げた。
頬をピンク色に染めて─
可愛い奴…
「あぁ…メガネ、邪魔。」
キスしようとして、メガネをかけてることを思い出した俺は、邪魔なメガネを外した。
「んっ……っ、…ん!」
今夜もまた…
楽しい時間が過ごせそうだ♪