恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜



「わぁ〜♪」



「あ、こら!茉央!!」



かーくんの提案に答え、お弁当まで持ってやって来たのはあの広場。



いつも私が茉央と遊びに行くのは家の近くの公園だけど、今日は少し遠出。



茉央も普段見ない遊具に興奮してるのか、私の静止も聞かずに走って行ってしまう。



「希、大丈夫。俺が行くから!」



茉央を追いかけようとすると、かーくんが私を止めて茉央の所へ走り出す。



本当元気だなぁ…
年上とは思えない。



「あ〜!茉央くんママだ〜!」



そんな時、甲高い声が聞こえた。



振り向くと、そこには私に向かって手を振る女の人と小さな子供。



あ…あの人たちは─











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