恋、涙 …【２】〜私とあなたと小さな天使〜

私はこの子のﾏﾏだもん…



私が頑張って、この子を守らなきゃいけないんだ。



｢どっち…なのかな？｣



すごく気が早いけど、なんだかお腹にいる赤ちゃんの性別が気になってきた。



かーくんは前に『女の子がいい』って言ってたけど…



まぁとにかく、無事に生まれてきてくれれば、私はどっちでもいい。






｢茉央……｣



ﾍﾞｯﾄﾞに入り、隣で眠る茉央の頭を優しく撫でる。



そう言えば…
茉央にはこのこと教えてないや─



明日言おう。



茉央は『お兄ちゃん』になるんだよ…って。



茉央ももう2歳になった。



早いなぁ…
子供の成長って。



そんなことを考えていると、だんだんと眠くなってきて、私はゆっくりと目を閉じた。