恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜

飲み会 side kazuma




「……ん?」



放課後の職員室。
俺は生徒たちのノート点検をしていた。



「どしたの〜?一真。」



「いや…さっき、誰かに呼ばれたような気がしたんだけどな…」



気配を感じて振り向いてみたけど、そこには誰もいなくて…



やっぱ気のせいか。



「やめろよ、一真…何か見えてるとかないよな?」



隣に座る陽翔が不気味に笑いながらこっちを見る。



「はぁ?まだ夕方だぞ…」



夜ならわかるけど─



でも、俺には霊感なんてものはないから大丈夫だ。



それより…
早く帰りたいな。



「あ〜!一真。さっき希ちゃんのこと考えただろ?」



さっきの不気味な笑顔とは一変して、陽翔は俺をからかうように、笑いながら肩を掴んできた。











< 72 / 202 >

この作品をシェア

pagetop