BELLADONNA -沈静の劇薬-
なら、男性は少し手紙に目をやってからアルファを見て答えた。
「帰れ。家に。」
意外すぎる言葉だった。
昨日の夜に訳もわからず、ここにこさされて、初対面の男に帰れなんて言われると思わなかった。
少なくとも、目の前の男は主で、自分に非があって追い出されたのなら仕方がなしにわかる。
まだ会って数回しか会話していない。
なのに…
『 ……。』
「何だ?」
『 ……だ。』
「?」
『嫌だ、ってたんだよ!』