Running Homerun


大樹を見ればほんのり顔が赤い。

もしかして…大樹って…


「ねぇ、大樹」

「ん?」

「大樹ってもしかして…」

大樹をじっと見る。
大樹はそっぽを向いている。

「うん…」





「マゾなの?」



大樹はポカーンとしている。

風が止んだ。
一瞬公園中が静かになった気がする。


え、なんで?
なんかやばいこと言った?


「…箏音」



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