。゚+蜜月+゚。
「ミリア・・・」
え・・・・?
顔をあげるミリア。
そこには、血だらけのディクスがいた。
「・・・ディクス様・・・・!?」
慌ててディクスに近づくミリア。
途中でミリアの足が止まる。
触って怒られるかしら・・・・。
「ディクス様・・・・、お怪我はありませんか・・・・?」
恐る恐る聞く。
ディクスは黒いものをミリアに投げた。
「きゃっ」
ふわふわとしたもの。
「やる。」
ディクスはそう言うと、ミリアの手を掴んで歩きだした。
「ニャァ」
「黒猫をくれるのですか?」
子猫の黒猫だった。
「やると言った。」
「ありがとうございます。」