。゚+蜜月+゚。



すると、母様の甘い香りがした。




俺はその方向に足を運ぶ。




花というものが沢山生えた庭。




「・・・っぇ・・・・ふぇぇ・・・・」




花に囲まれて母様が泣いてた。




トニアといい母様といい・・・・泣き虫ばかりだな。




母様は縮こまりながら泣いていた。




「母様、」




「・・・ぇ・・・?ディル??」




母様は俺の声に振り返る。




ポロポロと涙が零れる。




「ディル、何故いるの?」




「飛んできたから。」




「そぅ・・・」




母様の涙は止まらない。




「どうしよう・・・ディクス様を怒らせてしまった・・・・」




「父様、機嫌悪そうだった」



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