秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
そんな美央を見て、口を開いた。
「……ごめん美央。あたしやっぱり、先輩とは行かない。」
「え?」
「お祭り。先輩とは行かない。
美央は彼氏と二人で行ってきなよ…!!」
一応笑ってはみるけど、悲しいんだか寂しいんだかで、笑ってる気がしない。
あたしは先輩に、近づいちゃダメ。
そう自分に言い聞かせてた。
「…なんで?お祭り、行かないの?」
「うん。家にいる。」
「なんでよ!?さっきまで嬉しそうにしてたじゃない!!」
美央が声を大きくする。
嬉しそう にみえてた?
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