秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


ドキッと跳ねる心臓。


5時半という時間に反応してる。



もしかしたら、先輩と会っちゃうかも。

そしたら気まずいな……



なんて。



「先輩があたしを気に掛けてるワケないじゃない…」




自惚れもいいとこだ。


朝ご飯を食べて、シャワーを浴びた。



暑い夏。

ちょっと波乱がありそうな予感。




「お母さん、浴衣どこだっけー。」




とりあえず、今はお祭りを楽しむのみ!!


先輩は先輩で楽しくやるなら、あたしも善樹とはしゃぐの。



メールを見る間も、シャワーを浴びる間も

先輩のことを考えてる自分にびっくりした。




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