秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
ぐずる子供をあやすように
優しく、丁寧な言葉をくれる。
……あたし、自分のこと追い込んでた?
床から視線を先輩に移すと、いつものように微笑む先輩がいて
心臓がまたドクンッと跳ねた。
「……ね?
話くらい聞いてあげるし、そんなに悩むことはないよ。
周りには、友達も先生も、俺だっているんだ。」
「っ、は…ぃ……」
「辛くなったら泣いたって構わないから……一人で溜め込むのはよくない。
相談してくれたら、協力するよ。
中川さんなら、特別にね。」
「ぇっ……」
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