秘密事は図書室で~甘い会長の罠~

*突然に



先輩と再びメールをするようになってから3日目の放課後。

相変わらず顔文字だけのよくわからないメールや、他愛ない話のメールを交換していた。


下屋敷先輩もなんとかストーカーされなくなったらしい。

よかったなぁ…



これで、彼氏のフリは終わるのかな?


気になるけど、そんなことをメールで聞くのはちょっと嫌。

だからといって、学校では会わないし……


てゆうか、視線が痛すぎて会えないし。



どうしようか…?



うぅん…と悩んでいると……



「清嘉。」


「え…」



背後から声をかけられて振り向くと、瀬那くんがニヤニヤしながら立っていた。

…なんでニヤニヤしてんの?




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