秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
SEVEN

*温まる心



話し終わるころには、また涙が溜まっていた。



「清嘉…」


「清嘉ちゃん…」



美央も、小田島くんも、瀬那くんも

みんな黙っている。



「…仕方ないと言えば…仕方ない…よね。」



アハハと笑ってみる。

でも、そんなことで気分が晴れるワケない。



「…清嘉……」


「最初から無理だってわかってたし…キッパリ諦めるよ!!
ただ、チャンスが来たらまた頑張るから…」



諦める なんて、出来るかわからないけど…


いつまでも好きでいたって、辛いだけ。

だから……




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