秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
ドンッと押され、壁に背中がぶつかる。
「今度は…精神的に傷つけてあげるから。」
「っ…」
ニヤリと笑った先輩は、廊下から二人の男の人を呼び出した。
生徒じゃない……
「じゃぁ、鍵かけておくから。」
「わかったよ。」
なに…?
なんだ。あたし…襲われたりするワケ?
あたしに触れても楽しくないのに。
でも、何をされても
胸の痛みは消えない。
切り付けられたような傷は、癒えない。
………もう、いいや。
先輩に見捨てられたから
何されてもいいか。
あたしはされるがままに押し倒れされた。
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