秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
目の前には、ちょっとだけ悲しそうな
ちょっとだけ怒ってるような表情をした先輩がいた。
……チョップされた??
「せんぱっ……」
「中川さんは、自分を過小評価しすぎだよ。
もっと自信持たなきゃ。」
っ……
先輩の瞳に映る、冴えないあたし。
“自信”
そんなもの、ずっと前に無くしてる。
今さら取り戻すなんて
無理、です。
「自信なんて、あたしはこれから一生…
…取り戻すことなんてできないんです。」
あたしは一生
暗くて地味で
真っ黒な影として
生きていくんですから…
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