Only love
『ご…ごめ…私っ…勘違い…しててっ…あのっ…っっひゃ!!』
本日2回目の雅樹さんの腕の中
『ぁのっ…』
『前に言った好きな人って誰か知ってる?』
耳に微かにかかる息
『わっっ…わかんないよ…』
『ちびで、アホで、バカで、勘違いしやすくて、よく笑って…』
まるでマシンガントークのように、話し続ける
『天然で、年下で…ってまだわかんない?』
正直わかんなくてコクリと頷く
だって、雅樹さんの好きな人なんて知ってるわけないじゃん
『小動物みたいで、可愛くて、今俺の腕の中にいる人』
…え?
それって…
自意識過剰かもしれない
だけど今雅樹さんの腕の中にいるのは私だけ