TREASURE
「そういえば、心って好きな人とかいないの?」
「えーっとね・・・。」
それから少し、一樹の事を話した。
元々、隠すつもりでもなかったし。ちゃんと忘れられてるから。
「難しいね。」
麻里がうーんとうなってる。
「過去の話だからね」
そういって笑える。 ほんの数ヶ月前には出来なかった事。
「今は?」
「いないかなー」
「「えー。」」
つまらないと言わんばかりに葉月ちゃんと麻里が声を上げる。
だって、いないんだもん。
「そろそろ、ご飯にしよっか。」
「そうだね」
みんなで、うどんを食べて、また周る。
いつもより楽しいなー♪
まぁ、親睦会だもんね。