【短編】愛するキミへ
「椎夏・・・・・」
「私、まだ秋夜が好きだよ。でも、今のままじゃダメなの」
椎夏は言った。
「椎夏、ごめんな」
俺は謝った。
「謝らないで。私、もう行くね」
椎夏はそうゆうと、帰っていった。




何も言えなかった





ずっと、自分だけが苦しんでいると思っていた





好きだと言って、抱きしめたかった




でも、俺にその資格はない




椎夏、俺もっと強くなるから





そしたら、また俺に会ってくれますか?




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