モノクロ


「っはぁ~、疲れたぁ!!」

外周でもこんなに走らないってくらい校内を駆け回り、今は人気の少ない校舎裏に来ていた。

ふと後ろを見ると、高杉さんも疲れているようで、肩で息をしていた。

「あっ…いきなりゴメンね…」


あたしはゆっくりと手を離す。
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