君が好き
えー!?!?
今年から高校生になる春。

あたしは、学力が低くて、てゆーかバカで。

中3の時に、必死で勉強してやっと合格できた高校に、今日から入学。

あたしは、中学の時から、可愛いと思って憧れてて、

春休みの間、はやく着たくて着たくて仕方なかった制服を着て、

急いで家を出た。

入学初日から遅刻なんてありえないっ。

焦りながら自転車に乗って友達との待ち合わせ場所に急いで行った。

「遅いよお~千夏ぁっ!!」

「ごめんっ!!夏海っ!!」

「いいけどっ!!遅れるし早く行くよっ」

「うんっ」

夏海は、中1から中3まですごく仲が良くて、

部活も一緒、家も近くて、ずっと一緒だった。

1年と3年のときクラスが一緒だったから、

今も仲が良くて、大好きなあたしの親友。


「きゃーっ!!セーフっ!!」

「間に合ったぁっ!!ったく、千夏はぁっ」

「ごめんって~」

「そのお礼に帰りカフェでパフェおごってね~」

「えぇっ!高いょーっ」

「うそだよっ、あはは~」

「びびったょー、夏海はしかねないからね、そーゆーことっ笑」

「えぇ~何それっ、まぁパンぐらいはおごってもらう予定だったけどねっ」

「やっぱりぃ~っ!!笑」

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