亮平のおもちゃ

 「で、なに。話って。」

亮平が家へ到着するなり、俺は切り出した。

「あー。うん。まずは、メールの事。」

あー。今朝のか…。と思っていたら、ほかの事を言われた。

「お前、最近メールの返信少ねぇ。うざい。ちゃんと返せ。前は、一通一通すぐ返信してきたじゃねぇかよ。」

「それは、亮平が『メールの返信がはやすぎる。もっとほかにすることないのか?暇人。』って俺に言ったんだろ。」

俺は、本当に不機嫌になってきた。多分亮平も。

「あと、新見先生のこと!仕事だから仕方ないだろ。以上。」

「ずるい。俺だって友達関係とかあるし。」

「でも、アイツはお前の事、そうゆう目でみてない。」

「でも友達だもん。それに、新見も亮平のこと、好きかもよ?ほかに用ないなら帰って。」

俺は本当に亮平の顔が見たくなくなってきた。
初めてだった。こんなに綺麗な亮平の顔を見たくなくなるなんて。

「あと、本題。」

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