桜鬼【完】 続編気まぐれ更新中
「あっそ。ならいいけど」


「なんでだ?」


「…ちょっと、ね」


ここに来た理由を忘れてはいけない


「…話はすんだ?なら、雅紀くんと、結城くんに話があるから出てってくれない?」


…松下組のことをきかなくちゃ


「…わかった」


バタンッ


羽琉が出ていったのを確認して、私は話しはじめた


「……………ここに、松下組の息子がいるでしょ?」


「おぅ。…それが、どうした?」


「親に松下組の偵察を頼まれてここに来たの。何年何組?」










< 43 / 438 >

この作品をシェア

pagetop