桜鬼【完】 続編気まぐれ更新中
──翌日


月が雲に隠れていて、あたりは真っ暗


そのなかに、一つの集団の姿があった


「…眞っ!裏口を見張れ。輝っ!一緒に来いっ!いいな?」


「はいっ」


「りょーかいッ♪」


「他の者はそれぞれの指揮者に続け」


『はいっ』


月が雲から顔を出し、


辺りを明るくし始めたとき、


もうその集団は


その場所にはいなかった










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