七つの星の落し物
「あれが・・・ロタネブ・・・か。」

リゲルの顔は少しほころぶ。

「それで、えと・・・、僕は何をすればいいんだっけ?」


「まずは、あの星に行って、あの星に必要なモノを推理するのよ。」

アルはそう言いながら、前の操作盤に並んでいる丸いレバーを3つ、小さな両手で手前に引いた。


「さぁ、今度はあなたがワープする番ね。」


「えッ?」

リゲルは慌てて隣を見たが、もうその時には目の前に見えているものはTVが終わった時みたいに、ザーザーと砂粒のようになりながら消えていくところだった。


「えぇ――――ッ?!」



シャラ―――ン!

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