七つの星の落し物
ツルッ!!

「うわッ!」

「うわぁぁぁぁ――――!!」

リゲルは、星に降り立つなり、足を滑らせ尻餅をついたまま、ツルツルの坂道を滑り出した。

「えぇぇぇぇ――――ッ!!」


坂道は鏡のように磨かれていて、まるでジェットコースターのようにUP DOWNしながらどこまでも続いている。

「止めてぇぇぇ――――!!」


リゲルの開いた口の中がカラカラになり、顔中涙でびしょびしょになった頃、ようやく道は四角い空き地のような場所に突き当たり、止まった。


「ごめんごめん! コレを忘れてたのよ!!」

耳元からアルの声がして、ポンポンッ!と、足に吸盤付きのクツがはめられた。


「もう遅いよぉ・・・。」

リゲルは息をゼーゼーさせながらつぶやく。

して、気を取り直して周りを見回した。

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