恋…焦がれて…。


柚子はただ黙っていた…

「俺の勝手な想いに巻き込んでしまってごめん…妹にしか思えなくて…ごめん…」

柚子はいっぺんにいろんな言葉が飛びかい頭がこんがらがっていた…

返す言葉が見つからなかった…

悠斗は申し訳なさそうな顔だった…

二人の間にまた沈黙が続いた

柚子にとってさっきの沈黙との差は計り知れなかった…

柚子はその沈黙に耐えきれなかくなってしまっていた…

ぼーっとするなか、柚子は何も言わず走って帰ってしまった……

あまりの衝撃に涙を流すことすら忘れてしまっていた…

忘れてしまっているのか受けとめられていないのか…
柚子は家に帰り着いた

部屋に入るなりそのまま寝てしまっていた……

柚子の頭の中はぐちゃぐちゃだった…

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