みぃつけた




いつもながら呆れて廉を見ていると、


まぁまぁ話を聞けよ、と廉が俺と紗英子の肩を抱いた。

そして廉は誰もいないのにひそひそと小声でこう言った。


「こんな狭くて逃げ場のねぇとこにふたりでかたまってたら、義昭に簡単に見つけられて殺られちまう。だから、どうだ、俺に騙されたと思ってちょっとついて来い。さっき、絶対に見つからない場所を見つけたんだ」


< 48 / 50 >

この作品をシェア

pagetop