本気でハマった女
『『悠さん、魁さんお疲れ様でした』』


『『お疲れさん』』
俺達は、店の外にでてじゃあまたと言って俺達と悠達は別れた。
俺と実夢の沈黙を破ったのは、実夢だった。

『魁なに食べたい?』


『ん?あっそうやな…なにがいいやろ??』


『あのさ…手繋いでもいい?』


『手繋いで欲しいん?』


『………うん』
美夢の手を握ると少し照れてるやろな?モジモジしてる。


『上着ごめんなさい…お酒で濡れちゃって…』


『俺こそごめん…守れなかった…』


『ううん!あれぐらい平気だよ!それに葵さんは、兄貴と付き合ってた当初もっと凄かったんだよ!!あっ!タクシー来た!』美夢は、左手をあげてタクシーを止めた。でも、美夢俺には分かるねん。
今めちゃしんどいやろ?
俺は、タクシーに乗り込む前に美夢の耳元で

『俺は、実夢が大切やから。次からちゃんと守るから。ごめんな…守りきれなくて。』
実夢は、タクシーに乗り込むと『池袋の西口まで』そう告げ、俺の肩に頭を置いて俺の左手をぎゅっと握り、目を閉じた。
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