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エピローグ

 ザイーテンとデットーリーを乗せたアスラは、宇宙空間に待機していた銀河パトロールに押さえられていた。




 全ての災厄が消えた港街。

 ジャスの輝きで目を塞がれた人々の視力は戻っていた。

 周辺は、怪我人を担ぎ込む救急車や警察の現場検証で雑然としていた。

 ザイーテンやアスラの攻撃で多少の死者もでていた。

 それでも、いち早い復興を進める、人々の活気は消えてはいなかった。



「しかし、俺達よく無事だったな。…ひとえに俺様の愛の為せる業(わざ)か?」
 貴ボンが叫んだ。

「なによ貴ボン。お前の手柄じゃないだろ。」
 千秋が笑う。

「それはあれですよ、千秋さん。愛と誠は永遠のテーマなんすよ。」
 訳の分からぬ持論を語る貴ボン。
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