???
 数十分後、キャミー達は鈍平を伴い、何出弥製作所に来ていた。

「あっ鈍平係長。どうしたんですこんな夜更けに。」
 守衛が鈍平に訊ねた。
「ちょっと、やり残した仕事があってね。」
 鈍平が運転するセフィーロの窓越しに言った。
「そうですか。ご苦労さまです。」


 工場内は、日曜日という事もあり人影は無かった。

 キャミー達は、鈍平の職場へと向かった。

「へーにゃかにゃか、文明の遅れた地球にちては、いい設備じゃにゃいでちゅか。」
 キャミーが工場内の設備を見回し言った。

「ガンダガ。」

「そうでちゅね。無線装置ちゅくりまちゅか。」

「バババカ。」

「え?この会社の設備を乗っ取っちよろう?流石にちょれは…」
 キャミーとトランクが何やら話し込む。

「グダバジ。」

「それなら、巧きゅいきまちゅね。お金も貰りゃえるち。」
 キャミーが頷いた。

「君たち、もういいだろう返してくれないか。」
 鈍平が頼み込む。

 キャミーとトランクが鈍平を振り返った。その瞳が怪しく光る。


「ぎやぁー!!」

 鈍平の恐怖は、まだ終わらない!
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