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 眼前に巨大なビルと、時計模様の観覧車を臨んだ窓際に、港街独特の青白き闇の光に包まれ紫織が佇んでいた。


『神よ、私をお許しください』神に懺悔をこう紫織。
 そして、広い部屋のなかをベットへと向かった。

 そこには、青白い光に包まれたヨッタが横たわっていた。

「聖母マリアよ、このふつつかな私を許し給え。」
 言って紫織はヨッタのシャツを脱がした。

「ああ、私としたことが。でも、この愛の業火から私は抜け出る事は、もはや出来ません。」
 紫織は意を決し、ヨッタのジーンズを引き下ろした。

 目を瞑(つぶ)り、直視出来ない紫織。

『私が大人に成る為の試練ですわ』少しずつ、目を開く紫織。

『ヨッタどうしたんだろ?』ポゴが、急に意識の途絶えたヨッタを心配に感じた。


 へその下から姿を現すポゴ。

 目を開く紫織。


 お互いの、視線!?が重なった。


「ぎゃあーーーっ!!!でか過ぎーー!!!」

『さっきの娘だ、可愛い』



 …紫織はそのまま気絶した。至福の表情を浮かべて。
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