ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
「それが付き合うってことでしょ?」
君にとっての光りが、あたしになれるように、あたしも走り続けるから。
「どんなワンも、ワンはワンじゃん」
ワンの顔を両手で包んだ。
丸っこいワンの瞳に、あたしがうつりこむ。
「それに、さっきからあたしの彼氏の事、カッコ悪いって言わないで?」
頬に当てていた手で、ワンの頬っぺたをつまんだ。
「い゙っ…フミマ、ヘン…」
「…ぷ。確かにこの顔はカッコ悪いかもね」
「は…ハナヘヨ」
「…ぷぷぷ」
少しからかい過ぎたと思い手を離した、その時。