ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~



「なんで信じる気になったんだよ?」



オレは不意に頭に浮かんだ疑問を口にする。



「稀衣に泣いてすがられちゃ、さすがの俺も信じるって」

「は?!」



すがる?!



あの稀衣ちゃんが?!



「ちょ、落ち着けよ!ジョーダンだよジョーダン!」



じょーだん…?



郁也の言葉にいっきに熱が冷めていく。



「からかうなよっ」

「ごめんごめん!ワンくん、おもしろいからつい」



面白くない!



オレは全然面白くない!



ムスッとしたオレの顔を見て、郁也は余計に笑いながら、話しを戻す。



< 277 / 606 >

この作品をシェア

pagetop