ナンセンス!

3

「 まあ、もう一度、プログラムを見直して、再チャレンジを・・ 」
サバラスが、そう言った時、数人の男たちが、僕らを取り囲んだ。
例によって、サバラスは消えている。
「 ・・・お前ら・・! 」
星野が、険しい表情で連中を睨んだ。
神岡だ・・・! 頭を、包帯でグルグル巻きにしている。 傍らには、刺青の男・・・ ジョニ黒で、トドメを刺してやったヤツだ。 仕返しに来やがったのか?
後ろにも、出っ歯の男や、見覚えの無い男、数人がいる。 皆、顔や腕に打撲の跡があった。
神岡は、じっと僕を見つめると、突然、床に正座し、手をついた。
「 ? 」
他の者も、神岡に続き、正座する。
・・・何だ? 何が、始まるんだ・・・?
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