鬼守の巫女
第五十二章 結界の儀

そっと目を開くと……そこは知らない場所だった。

いや……それは嘘かもしれない。

……私はこの場所を知っている。

目の前には不思議な模様が見えた。

赤い何かで描かれた大きな円。

そしてその円の周りを囲む様に、七匹の獣の姿が見えた。
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