遠距離恋愛
「朝....ごめん
私にとって朝は友達以上には想えない」
私にはこれしか言えない
朝の瞳をちゃんと見ることもできない
こんなのすごいずるいかもしれないけど
それが朝に対しての私の気持ちなんだ
「私、もう行くね」
この場所からすぐにでも逃げ出したくて
私はベンチから立ち上がった
だけどー………
「待てよ」
いきなり腕をつかまれて
気づいた時には視界は真っ暗で
暖かい中に包まれていた
朝の腕の中だった....