白黒プリンスと囚われのメイドさま

 「お前がプロポーズすれば…いいことだ!蓮」


 「美紗緒は神お前のことが??」


 「はぁ!?美紗緒ちゃんが俺のこと??んなわけ…ねえじゃん」


 俺の言葉をバッサリと神は切る。


 「でも…仲いいじゃあないか?」

 俺は更に食って掛かる。


 「別に…俺としては普通だけど~。俺のオンナならもっと甘々になるぜ♪」


 「……」


 「美紗緒は他に好きなオトコが…それに俺と美紗緒は…主とメイドで…」


 「……他の女性のように気持ちがなく…手を出されては困りますから…私はそう言っただけです」


 「咲弥…!?」


 「でも…蓮さまに美紗緒さんを全身全霊で護る覚悟がないのであれば…
プロポーズは
しない方がいいでしょう。他の男性に奪われた方が美紗緒さんも幸せです」
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