眼鏡ッ仔と女装王子☆

*女神!?



そんな風に、芸能界に入ったばかりの事を思い出していたら


「遅いッ!早くしてよ!!明日歌!」


って、扉の向こうから麗夜に怒られたから


嫌だけど、女装よりずっとましだから、親父に渡された洋服に急いで着替えて麗夜と買い物に行った









「…麗兄って女装したいの?」


「は!? バカな事言わないでよ!
僕は明日歌じゃないんだから、 これは冷華へのプレゼントだって、さっき電車の中で言ったよね?」


「あ…そうだ。
てっきり、普段から女言葉だから…」


「もともとこうなの!!」


そう言えば、明日って冷華の誕生日なんだっけ…

ちなみに今 女の子用の服屋さんに居る…



「で…こっちとこっち
どっちが似合うかな?」

麗夜は
右手に白地にピンクの花柄でいかにも女の子ッて感じの少しミニのワンピースと
左手に黒で大人ぽい感じのセクシーなワンピースを持って居た


正直 冷華ならどっちも普通の女の子より、ずっと着こなせると思う


だって、冷華は
フワフワで綺麗な茶色の髪、ハーフだけあって透き通るような白い肌…大きくって綺麗な二重の目の色は、確かオッドアイ…
まるで、フランス人形か天使見たいに綺麗で可愛くって、どこか近づけない儚さのある女の子…


だから、本当にどっちも似合うと思う…だけど、俺 個人の意見なら絶対に

「右手のワンピースが良いと思う」


「やっぱり!!
冷華はこう言う女の子ぽいのが世界一似合うもんね」


麗夜はスゴい嬉しそうに右手に持ってた、白地の可愛いワンピースをレジへ持ってた


ん?


麗夜がお会計してる間、なんとなく店を見てたらスゴく可愛いウサギのキーホルダーが売って居た

「彼女サンにプレゼントですか?これ凄く今人気なんですよ?」


「あ…いえ、ただ可愛いなって思って」


接客されるの凄く苦手だ…


俺は一人でゆっくり見たいのに



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