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モヤモヤ・・
「とうとう高校生になっちゃたな・・・」

そう呟きながら高校生活最初の始業式行く私の

名前は沙耶
川村沙耶15歳

事実中学校生活なんてあっという間だった
私の大切な初恋も実らず曖昧な関係だったな・・

そんな中学校の初恋を思い出していたら
始業式なんてあっという間に終わった

クラスに戻って先生の話を真剣に聞いていても途中で飽きちゃう

そんなときやっぱり心の中であの人を思い出してしまう・・
あの人とは私の初恋相手の

池村光 頭が良くて、スタイルも良いでも、性格はあんまり良くなかったでも
たまに見せてくれるあの笑顔が眩しかった
でも人生最初のあの悪夢のような高校受験のせいで
光と同じ高校に行けなかった

窓の外を見てるのは近所にある光の高校

「こっからでも光の高校見えるんだ・・」


  キンコーンカーンコーン

とチャイムが鳴る

「起立、礼」

いっせいに皆喋りだす
帰りの支度をして私は5組へ向かった

親友の舞の元へ

「舞ー帰ろうー」

「うん帰ろうー」

「なぁ沙耶」

「何?

「光の高校行ってみようよ」

「えー嫌や・・」

「なんでよー会いに行こうよまだ好きなんやろ?」

「うん・っでも会いに行きたくない・」

「そっかじゃあ良いや」

「うん」

「じゃばいばいー」

「ばいばいー」


家についてから私服に着替えゆったりしていると舞から電話がかかってきた

「なぁ沙耶ー聞いて!!彼氏できてん!!!」

「えっ!嘘よかったやん!!誰々?」

「ええ知りたい?」

「うん!!!」

「じゃあ学校でなー」
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