第二ボタン
手が震えてる

自分らしくない・・・

「入るぞ」

結城君は口パクでこっちを見ながら

「良い?」と聞いている


私は
「だめ」

とそんなこと思ってないのに言ってしまった

でも

結城くんは
「入って良いよ」

って言ってくれた

「結城さぁ俺の・・あっ邪魔だった?」

「全然じゃまじゃないですよ」

と舞は言う・・

「良かったらさぁ湊も一緒に話さない?」

「俺は勉強するあらいいよ」

「いいじゃねぇかよちょっとぐらい」

「何だよ珍しい」


緊張しすぎてヤバイ・・・

「えっと紹介するわ

 こちら舞俺の彼女」

「ちょっ彼女だナンテ・・アハー彼女の舞です」

「舞ちゃんよろしくね」



「こっちが舞の親友の沙耶ちゃん・・・・」

「沙耶ちゃんかよろしくね」

「アニキってさ彼女とかいるの?」

「え・なんだよソレ・お前らしくねぇな」

「聞いてるだけじゃねぇかよ」

「別にいないけど」

このときホントわ嬉しくてたまらなかった

「じゃあさ好きな人は居るんですか?」

舞がいきなり聞いたもんだから私も結城くんも湊先輩もびっくりだった

「どうしたの?舞ちゃんもしかして俺の事好きなの?」

「オイやめろよ湊舞は俺の彼女だぞ

 それにアニキのこと好きなのは沙耶なんだからよ」

「・・・・・・・・・」

「ああああああああああああああああああああああ!!!」


< 9 / 20 >

この作品をシェア

pagetop